こんばんは！あきる野ミリオンホーム!!!の橋本です。
不動産の売却に関するブログです！
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車離れの影響でガソリンスタンド跡地が増えておりますが、さまざまな問題で売却できない現状があります。
今回は、跡地の購入を検討する場合の注意点を、その理由を確認しながら、詳しくご説明していきましょう。
ガソリンスタンド跡地はそのまま売却できない理由
ガソリンのなかには、ベンゼンと鉛の2種類が配合されていて、どちらも特定有害物質に指定されています。
特定有害物質とは土壌汚染対策法にて人体に影響が出る物質とされ、基準値を超える有害物質が土壌中に含まれていると価格に影響を与えるでしょう。
また、ガソリンスタンド跡地は油のにおいや油膜が残りやすく、土地の売買時に評価が下がる要因となります。
さらにガソリンスタンドの地下にはガソリンを溜めるタンクがあり、廃業時にはタンクを浄化処置して砂を詰めて埋め戻したり、撤去して土で固めたりして無毒化します。
施工業者によるタンクの工事に問題があると、地盤の安定性が不十分であり、地盤沈下や建物の基礎に影響する恐れがあるため、売り払うのが難しいでしょう。
ガソリンスタンド跡地を売却する方法とは
ガソリンスタンドは車の交通量が多い道路に面しており、立地条件に優れているため、跡地の活用は安定した収益が見込めるでしょう。
居抜き物件としての需要が高く、コンビニや携帯販売店、飲食店などへ転用されるケースが多くみられます。
出店先を探している会社や開業を検討されている個人事業者に着目すると、買主が見つかりやすいです。
売却時のもう1つの方法として解体して更地にする方法です。
更地であれば、土地を整備した後すぐに建物を建築したり、砂やコンクリートを敷いて駐車場の貸し出しをしたりと多岐にわたるでしょう。
買主を限定する必要がありませんので、売却しやすくなるでしょう。
ガソリンスタンド跡地を売却する際の注意点とは
跡地は売りにくい印象があるため、買主に隠して売り払いたいと考える方もいらっしゃいますが、ガソリンスタンド跡地である旨を買主へ告知する義務があります。
告知義務とは瑕疵の物件を取引するときに買主へ詳細に伝える義務のことであり、伝えずに売り払うと、契約不適合責任に問われます。
契約内容と実際の不動産が異なるような契約不適合責任を適用されると、買主から売主へ損害賠償請求が可能です。
契約不適合責任を問われると、損害賠償請求のほか代金の減額請求や契約解除となる可能性があり、売主に損が出る恐れがありますので、必ず伝えましょう。
また、土壌汚染対策法により、土壌が汚染されている場合は買主や周辺に悪影響を及ぼす可能性がありますので、跡地を売る前は土壌汚染の調査・対策をする必要があります。
まとめ
ガソリンにはベンゼンと鉛の特定有害物質が含まれており、土壌汚染の可能性があるためそのまま売却できないでしょう。
居抜き物件や土地を解体して更地にすると、買主が見つかりやすいでしょう。
ガソリンスタンド跡地を売る前は土壌汚染の調査・対策をして、跡地である旨を必ず買主へ伝えてください。
不動産売買は、物件や所有者様の状況によって、本当に様々な内容を含んでいます。
やはり不動産のプロにご相談するのが、近道だと思います。
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